
100歳まで生きるとしたら
- 2014年03月12日 |
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昨日、「Tomorrow Never Comes 最後だとわかっていたなら」 のことをご紹介し、自分にとっての大切な人とのコミュニケーションのことについてふれましたが、自分に対してはこの言葉を座右の銘とし、自分の行動指針のベースとしています。
それは、
Learn as if you will Live Forever, Live as if you will Die Tomorrow.
(永遠に生きるかのように学べ。明日死ぬかのように生きろ。)
マハトマ・ガンジー
です。
なんか誰もが知っている偉人の言葉を座右の銘にしているのって、恥ずかしくもあり、あまり知られたくないことですが、いつもいつも「今日が最期の日だったら…」と考え、暮らしているわけではない、むしろ「100歳まで生きるとしたら」ということのほうをより考えている、ということもお伝えしておきたいなと思います。
「死」や「いつ終わるのかわからない人生」というものに向き合うことは重要なことです。
でもそのことだけに振り回されすぎると本末転倒ですよね。(片づけのことだけに振り回されるのと同じで。)刹那的になりすぎると、今している特別ではない「普通のこと」は全部無駄なことに思えてしまったり、誰かに言われたわけでもないのに、がんばっても無駄と思ってしまう。特別なことをしていないと価値がない、目先のことだけしか考えられない今の自分の人生なんて無意味、でもかといってすぐ何かできるわけでもないし、今からなんて遅すぎる………。
実は私もそんなふうに思っていたことがあるんです。昨日のブログでいうと夫の事故の翌年くらいの時期でしょうか。最近ではかなり有名になっている、スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学のスピーチを知った時です。
当時はこのスピーチを文章で知ったのですが、その中にこんな一文があったんです。
“If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?”And whenever the answer has been “No” for too many days in a row, I know I need to change something.
「もし今日が人生最後の日だったら、私は今日しようとしていることをしたいと思うだろうか?」と。そして、その答えがNOの日が、何日も続くようなら、私は何かを変える必要があるとわかるのです。
その当時の私は「今日が人生最後の日だったら」という言葉に囚われすぎ、すぐに結果がでないことは意味がない、というか「やるべきかやらざるべきか」の判断をかなり刹那的に考えてしまっていたというか。本当はもっとやりたいことや好きなことに、限られた時間をもっと使おうというメッセージだと思うのですが(私的な解釈)勝手に勘違いしていたように思います。でもその後、冒頭のガンジーの言葉に出会い、
「いつ終わるのかわからない人生」とは、明日死ぬかもしれない、ということだけじゃなく、100歳(以上?)まで生きるかもしれない、という意味もあることに気づき、そこではじめて長生きしても幸せに暮らすための努力を、今のうちから意識しないと、もっと俯瞰して物事をとらえないと、長期的な視野も不可欠、というふうに考えるようになりました。昨年亡くなった祖母が94歳だったということも影響しているかもしませんね。
その後数年のちのことですが、アメリカのオーガナイザーで70歳を過ぎている方が「私の夢はね…」とオーガナイズビジネスについて熱く語ってくれた時、私も何歳になっても将来のことを語れる人生を送りたい、と強く思い、その日からこの言葉が私の座右の銘となったわけです。ちゃんと忘れないように、毎年手帳の更新の時にトップページに書いては、手帳を使う際に眺めるようにしています。
私が100歳になっても、この世からいなくなっても、ライフオーガナイザーという職業は存在し続ける、そして多くの片づけに悩む人のサポートをし続けていく、そんなことをイメージし、そうなればいいな、と思い日本ライフオーガナイザー協会を設立しました。
………うーん、カッコつけすぎ?(笑)
ジョブズのスピーチは最近では、日英同時字幕バージョンの動画もあるようで、英語の勉強にもなるので是非ご覧ください♪
もちろん名台詞「Stay Hungry. Stay Foolish.」も好きな言葉のひとつです。
あ、念のため書いておきますが、偉人だけじゃなく、有名な起業家の有名なスピーチ好きなミーハーなやつ!と思わないでくださいねー。20年以上前からMacユーザーのマニアなジョブズファンなだけなので。ん?そっちのほうがヤバいか?(笑)ちなみにこれがマイファーストMac。今は夫のコレクションスペースの一等地に鎮座しています。